2026年収穫のニュークロップ!
肥沃な大地Nyeri地区に位置するNyeri Hill(ニエリヒル)ウォッシングステーションはケニアで最も古いコーヒー農園のひとつです。AAスクリーンサイズのスペシャルティコーヒーです。
フレッシュクロップというだけあって、香りや味の成分が「豊か」である印象を強く受けます。
僕は、ケニアの焙煎は「いつもどおり」の中浅煎りの「中」あたりを狙って、酸をわずかに残しながら、甘さを最大限に引き出すポイントに落とし込んでいます。
黒糖のような、強い甘さと濃度感が出るように、注意深く焼いています!
一歩間違えると焼きすぎになったり、酸が鈍く焼けて味がフラットになり塩味のような成分も出てきてしまうので、温度と焙煎時間のバランスが最重要な、なかなかに気を遣う焙煎です。
Nyeri Hillの2026年ロットはかなり酸が強く、焼いても焼いても酸が残る、そしてその先はフラットで苦みが出る、という難しい豆でした。甘さと酸のバランスが良く取れるポイントは、その酸が強い部分とフラットになる10~15秒くらいの間にありました。ガスの強さや温度、風量を見極めながら、3度目の焙煎でそのピンポイントの部分を見つけられた時には安堵しました。
今回のNyeri Hill AAは、いつもの甘いケニアというベース部分はそのままに、チェリーのような明るいフルーツ感も感じられる素晴らしいロットです。
またスイーツやサンドイッチとの相性も抜群で、ぜひいろいろな食べ物とのペアリングも楽しんでいただきたいコーヒーです!
また、抽出レシピによっても出てくる味が変わると思いますので、2つの淹れ方を提案させていただきます。
①「いつもの」1:15
コヤナギがコーヒーらしいコーヒーの抽出に推奨するブリューレシオで、より濃度感と甘さが出るレシピです。黒糖感やマロングラッセのような甘さや洋菓子感を感じることができると思います。食べ物に合わせる時はこちらのレシピをおすすめします!
②「明るさを出す」1:16
少しだけ抽出に使うお湯を多くするレシピ。濃度感を減らすことで、チェリーのようなフルーツ感や、シナモンのような風味も感じられます。軽めの1杯、コーヒー単体で飲むときにおすすめです!
浅煎りコーヒーの酸味が苦手という方は多いと思いますが、僕が焙煎するケニアのコーヒーを飲んで印象が変わったとおっしゃる方は多いです。ぜひ試してほしいです!
エイジングは、長めがおすすめです!焙煎日から12日目以降が、このコーヒーの甘さと香りが最大限に引き出されるタイミングになると思いますので、焙煎からフレッシュなものも良いですが、ぜひ色々なエイジングで試してみてほしいコーヒーです!
ケニア Nyeri Hill AA, SL28他, washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★☆ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★★★☆☆ フルーティ ★★★☆☆ フローラル ★☆☆☆☆ - 生産国:ケニア
- 生産地:ニエリ県
- 農園:Nyeri Hill(ニエリ・ヒル)
- 標高:1,760m
- 品種:SL28、SL34、Batian、Ruiru 11 ほか
- 精製:ウォッシュ
- グレード:AA
- 収穫期:2025年10月〜2026年2月
- 焙煎度合い: 中浅煎りの中盤
- 推奨ブリューレシオ: 1:15~16(10gのコーヒー粉を使う場合、150ml~160mlのお湯で抽出)
→1:15・・・濃度感を出して、強い甘さを引き出すため
→1:16・・・フルーティーさを楽しむため
コヤナギからの一言
スペシャルティコーヒーのケニアといえば、酸が立ってキリっとして、ちょっとトマトっぽい感じともいえる浅煎り、またはダーク目に仕上げて重厚なボディを出すもの、の2タイプに分かれる気がしています。
実は、僕の焙煎は、どちらでもありません!
僕のケニアの焙煎度合いは、すごく独自で、あまりやっている人がいないと思います。というのも、通常の焙煎セオリーには当てはまらないからです。
僕は甘さが引き出されていて、酸と調和しているコーヒーが好きなので、この焙煎にたどり着いたときは、すごく嬉しかったです。
それ以来、ケニアの焙煎と言えば、「この」焙煎です。
僕が焼くケニアを買えば、いつでもこんな感じの、あまーーーい!優しい酸!食べ物と合うーー!という雰囲気だと思います。ケニアの浅煎りで酸が苦手になった方にはぜひ試してほしいケニアです!































