★☆★2025年ニュークロップ!!★☆★
高級品種をピーチと一緒に発酵させてしまった、意欲作!
2024年に初めてこのコーヒー豆を扱い、とてもご好評いただきました!その豆の、今年収穫のロットが届きました!
今ロットでは、ゲイシャそのものの品質が向上していると感じています。2枚目の焙煎豆の写真を見ていただくとわかるかと思いますが、豆粒が大きく、揃っています。形もすごく良くなっています。ゲイシャフレーバー(お花や紅茶のような香り)も向上しており、ピーチと合わさることで、キンモクセイのような甘くとろけるような香りに昇華しています!去年ロットを飲んでくださった方も、飲んでおられない方も、ぜひ一度、味わっていただきたい素晴らしいコーヒーです。
このコーヒーは、高級品種のゲイシャを、濃縮したピーチと一緒に発酵させた、「Co-Fermentation(共発酵)プロセス」と呼ばれる精製方法で作られています。単なる味付けというだけでなく、ピーチと「共に」発酵させることで、ピーチにいる微生物、コーヒーの果肉にいる微生物が混ざり合い、いわゆるクロス・ファーメンテーション(交差発酵)が起こり、より複雑なフレーバーが生まれると考えています。
そんな複雑な発酵によって、爆発的なピーチやトロピカルフルーツのような香りをまとった「ゲイシャ種」!ピーチ系のフレーバーノートが続きますが、キンモクセイ、マンゴーのような、桃だけではない香りや、複雑な味わいを、楽しんでいただけたらと思います!
アフターテイストは、甘い桃キャンディーがずっと口の中にある感覚です!
焙煎度合いは、中浅煎りの中でも、甘さが引き立つポイントに落としています。ピーチのトロっとした甘み、ミルキーでクリーミーな質感を引き出した焙煎です!
新しいコーヒー体験ができると思います!ぜひお試しください!
■精製方法の詳細
・コーヒーチェリーの状態で、12時間の予備発酵を行う
・果肉を取った状態の豆に、果肉および濃縮した桃を加え、約2日間、発酵させる
・ミューシレージを付けた状態(ハニープロセス)で、12~16日間の乾燥
本コーヒーはフルーティーで風味がたくさん感じられるので、いつものコーヒーより少しお湯を多めで抽出するのがおすすめです。
通常は1:15(例・・・コーヒー粉12g:お湯180ml)のブリューレシオを推奨していますが、こちらは1:16.5(コーヒー粉12g:お湯198ml)を推奨します。
コロンビア, Los Patios, Geisha, Peach Co-Fermentation Honey, フィルターロースト 50g~
インフォメーション
甘み ★★★★★ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★☆☆☆☆ フルーティ ★★★★★★★★★ フローラル ★★★★★★★ 生産国 コロンビア
地 域 ウィラ、ヒガンテ(Huila, Gigante)
農 園 Los Patios(ロス パティオス)
品 種 ゲイシャ種
標 高 1,600~1,900m
生産処理 Peach Co-Fermentation + Honey(ピーチ共発酵+ハニープロセス)
焙煎度 中浅煎り
テイスティングノート ピーチアールグレイ、桃オーレ、キンモクセイ、マンゴー、黄桃、ピーチキャンディー、ネクターピーチ、ロングローング桃アフターテイストコヤナギからの一言
常々考えているのが、香り、フレーバーが強い豆に対して、焙煎のアプローチをどうするかということです。この豆は、どのような焙煎度合いでも、「ピーチ」のフレーバーは残ると思うのですが、僕が焙煎で表現できるのは、「甘さ」と「酸」のバランス取りです。
僕は、この豆が持つ「香り」にできるだけ近くなるように、甘さと酸のバランスを作り出すことを考えています。
焼きすぎればゲイシャフレーバーは少なくなり、焼かな過ぎるとすっぱくなってしまう。スイートスポットは、だいたい10秒くらいの調整範囲です。
僕が焼くゲイシャピーチ共発酵は、甘い!桃ジュースみたい!紅茶みたい!桃の飴をなめているみたい!後味がきれい!
という声が挙がるように焼いているつもりです!
たくさん考えて最適解と思われる焼き方のゲイシャピーチ、ぜひたくさんの方に飲んでみてほしいです!































