2025年の新豆!
今年は、エチオピアの豆は「Washedプロセス」と「Naturalプロセス」をリリースしています!こちらは「Naturalプロセス」の豆です。
※Washedプロセス「Yirgacheffe Wote Konga washed」はこちら
エチオピアで良質のコーヒーが生産される有数の産地、Yirgacheffe(イルガチェフ)と同じGedioゾーン、Yirgacheffeの南に位置するGedeb、Halo Hartumi村のコーヒー。
生産者ビルハヌさんは、2021年のエチオピアCup Of Excellence(国内品評会)で入賞経験を持つ、ベテランの生産者です!
僕は焙煎豆の納品前にほぼすべての欠点豆を抜いているのですが、驚いたのが、この豆の欠点豆の少なさ!ナチュラルプロセスは天日干しにすることから、最高グレードのG1(グレード1:エチオピアでは欠点豆の少なさでグレードが付けられる)でも、多くの欠点豆が混入するのが普通です。
この豆はほぼ欠点豆が無いので、ハンドソーティングが驚くほど楽に終わり、収穫や選別、プロセッシングと、すべてにおいて丁寧な仕事をされていることがうかがえます。
これはコーヒーの味に直結していると思っていて、本当に澄み渡るようなクリーンカップで、後味に嫌な感じが全然残りません。
肝心のコーヒーの味のプロファイルに関しては、ナチュラルプロセスによる発酵感は中程度、ジャスミンティーやブルーベリーのようなフルーティーさ、お花感がくっきりと感じられます。豆を挽いた後のアロマもすごく強いです。
飲んでみると、丸くトゥルっとした質感、甘さと酸のバランスが取れた厚みのある味わい、紅茶のように軽やかなボディです。2口、3口と連続で飲んでいくといろんな味が表れてきて、ものすごく複雑な風味を持つコーヒーだとわかると思います!心地よい後味が続くのですが、苦みや雑味といったネガティブな味が全然しないことに驚くと思います!飲み終わった後、舌は綺麗な状態になり、お花のような風味がしばらく口を包み込んでいるようなイメージです。
焙煎度合いは、いつもの中浅煎りですが、ジャスミンのようなお花感を壊さない、生焼けにならず甘みが出始めたくらいの、中浅の浅めで焙煎を止めています。きれいな酸も特徴的なので、明るい酸が残る程度の焙煎となっています。
僕が取り扱うフィルターコーヒー用のエチオピアの豆は、「ナチュラルプロセス(天日干し)」という精製方法のものが圧倒的に多いです。フルーティーさや紅茶のような軽やかなコーヒーが多く、豆の産地や農園は変わるけれど、僕は通年持っている豆で、デイリーのコーヒーとしても手が届く価格帯で、コスパもとっても良い豆が多いと考えています。
紅茶のようにスイーツと一緒に楽しめるコーヒーですが、おすすめは、チョコレートです!ミルクチョコでも、ダークチョコでも、どちらでも一欠け口に入れて、このコーヒーを含むと、このコーヒーのお花感やエレガントさがエンハンスされ(強められ)ますので、ぜひお試しください!
この豆は、Ethiopian Coffee Houseさんという商社さんから仕入れたものですが、エチオピアの現地支援プロジェクト「Matane Project」の対象豆となっていて、購入金額から本プロジェクトを通して、Halo村の図書館建設支援に充てられるとのことです。今後も安定的に質の高いエチオピア産コーヒーを共に作っていくためのプロジェクトの一環とのことで、僕も購入することで少しだけ参加させていただいています。
エチオピア, Gedeb Halo Hartumi, 74112, Natural G1, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★☆☆ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★☆☆☆☆ フルーティ ★★★★☆ フローラル ★★★★☆ 国名:Ethiopia(エチオピア)
地域:Gedeo Zone / Gedeb / Halo Hartumi(南部エチオピア州 ゲディオ ゲデブ ハロ・ハルトゥミ村)
生産者:Birhanu Dido(ビルハヌ・ディド)
標高:2,000–2,150 m
品種:74112
精製方法:Natural
規格:Grade 1
テイスティングノート:はちみつレモン、ブルーベリー、ジャスミン、紅茶キャンディー 、スーパークリーンカップ、上品で透明感のあるクリーンさコヤナギからの一言
ここまで欠点豆の少ないナチュラルプロセスのエチオピアは、初めてです!温かい状態でも、温度が下がった状態でも、澄み切った後味は特筆すべきものがあります。
焙煎においては、生焼けにならないラインで中浅煎りを狙っているので、僕が焼く豆の中では少し浅めかもしれませんが、この豆の風味特性を良く活かせているのではと感じています。































