2023年のニュークロップ(新豆)が到着しました!
毎年良質のコーヒーが生産されるNyeri地区のコーヒーです。
600あまりの小規模農家が集まるRumukia CO-OPの一部であるKiwamururu Factoryというウォッシングステーションで精製されたwashedプロセスのAAスクリーンサイズのコーヒー豆です。
とってもジューシーで、引き締まった強い酸があるこのコーヒーは、浅すぎると「すっぱーーい!」となってしまうので、この酸をどうハンドリングするかが、焙煎する人によって変わってくるのかな?と思っています。
加えてAAというスクリーンサイズは、酸もフルーティーさも、他のスクリーンサイズのものよりも強く、Intenseな豆が多い気がしています。要素が多い分、どの部分にフォーカスし、どこを引き出してあげるのか、という焙煎人の解釈や向き合い方が出てくるのかな~と思っています。
僕はケニアは、あま~いコーヒーを目指しているので、焦がさないように、酸を焼きながら甘さを引き出す焙煎をしています。甘さを引き出すという点では、結構難しくて何度も試行錯誤をしましたが、ようやくこの豆の、僕が求める一つの解にたどり着いた気がしています。
Kiwamururu AAはダークチェリーのようなフルーツ感が強いです!温度が下がると、ドクターペッパー(知らない方も多いかな・・・)のような味を、奥に感じられると思います。
甘さは、いつもの黒糖感は抑え目で、ハチミツや火を入れた砂糖のような、黒糖よりも少し明るい、さっぱりとした、でもいい感じの甘さがあると思います。苦さはありません。
浅煎りコーヒーの酸味が苦手という方は多いと思いますが、僕が焙煎するケニアのコーヒーを飲んで印象が変わったとおっしゃる方は多いです。ぜひ試してほしいです!
食べ物との相性も抜群!プリンやケーキと合わせてもいいのですが、おすすめはサンドイッチです!なかでもカツサンドと合わせるのがすごくおすすめです。ソースの甘酸っぱさとこのコーヒーの相性は抜群なので、ぜひ試してみてください!
ケニア Kiwamururu AA, SL28他, washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★☆ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★★★☆☆ フルーティ ★★★☆☆ フローラル ★☆☆☆☆ 生産国 ケニア
地 域 Mukurweini-Nyeri county
農 園 Kiwamururu Factory, Rumukia cooperative (600あまりの小規模農家)
品 種 SL-28, SL-34, Ruiru 11, Batian
標 高 1,700~1,800m
生産処理 ウォッシュ
テイスティングノート クローバーハチミツ、黒糖、ダークチェリー、カシス、コットンキャンディー
焙煎度 中浅煎りの中盤
推奨ブリューレシオ:1:15~16(10gのコーヒー粉を使う場合、150ml~160mlのお湯で抽出)コヤナギからの一言
スペシャルティコーヒーのケニアといえば、酸が立ってキリっとして、ちょっとトマトっぽい感じともいえる浅煎り、またはダーク目に仕上げて重厚なボディを出すもの、の2タイプに分かれる気がしています。
実は、僕の焙煎は、どちらでもありません!
甘酸っぱくて苦みがない、かなり自分独自の焙煎度合いだと思っています。
ケニアの浅煎りで酸が苦手になった方にはぜひ試してほしいケニアです!Kiwamururu(極むるる)という日本語っぽいネーミングで購入を決めたのは、内緒です!