2024/25ニュークロップ!
エクアドル、Finca Meridianoの特殊品種「Typica Mejorado(ティピカ メホラード)」!コヤナギコーヒーニッポンでは、初めて取り扱う国と品種で、焼く前からワクワクしていました!
ちょっと焙煎の難易度が高く、試行錯誤が何度も入り、ようやくリリースできました!
Typica Mejoradoという品種に関してはインターネット上でもいくつか説があるみたいで、コヤナギは海外ソースを頼りにしていますので、その情報からまとめると、
・Typica Mejoradoの品種は、実際にはティピカ種ではなく、ブルボン種とエチオピア在来種の交配である・この品種が「Typica Mejorado(改良されたティピカ)」と呼ばれる理由は、苗が配布された際にそのようにラベル付けされたためであり、名称と遺伝的背景が一致していない
とのことです。
コヤナギがこれまで飲んだエクアドルのTypica Mejoradoという品種には、「華やかさ」「繊細なお花感」「グレープフルーツっぽい酸」が共通しており、今回リリースするFinca Meridianoのこの豆も、同様のテイスティングノートを付けています。
また、温かいときも感じるのですが、花蜜やハチミツなどの「火を入れていない」蜜のような、自然由来のとても強く特徴的な甘さを持っています。
柔らかい酸と強い甘さの組み合わせは、砂糖をほんのり入れたレモンティーみたいで、甘酸っぱくておいしい~!となれること間違いないです!
明るいフレーバーが突出しているコーヒーではないものの、繊細さ、美しさを感じられる素晴らしいコーヒーだと思います。
Washedのゲイシャにも似たお花感のあるフレーバーも感じることができます。
特殊品種であり流通量も少ないことから、どうしても豆価格が高いのですが、エレガントで美しく、きれいなコーヒーを飲んでみたい、という方は、お試しください!
後悔はしないと思います!
エクアドル Finca Meridiano, Typica Mejorado, Fully Washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★★ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★★☆☆☆ フルーティ ★★★☆☆ フローラル ★★★☆☆ 生産国:エクアドル
地域:ピチンチャ県 サン・ホセ・デ・ミナス
農園:フィンカ・メリディアーノ(Finca Meridiano)
生産者:マリオ・ヘルバス(Mario Hervas)
品種:ティピカ・メホラード(Typica Mejorado)
標高:1,450m
生産処理:フリーウォッシュド(Fully Washed)
発酵・乾燥:
・収穫後すぐに手作業で選別し、同日に果肉除去
・20時間の水中発酵
・アフリカンベッドで12〜18日間天日乾燥
焙煎度:浅煎りに近い中浅煎り
テイスティングノート:ダージリンティー、花蜜、グレープフルーツ、カシス、ハチミツ、エレガントで繊細なお花感、柔らかい甘さと上質な酸
味の特徴:
・お花のような香りと柑橘のような明るさ
・甘さと酸のバランスが良く、とてもクリーンな後味
推奨ブリューレシオ:
1:16.5
繊細な風味や、お花感を楽しむために、フルーティに特化したコーヒーではないものの、少しお湯を多めのレシピで淹れることをおすすめします。このブリューレシオでも、強い甘みを感じられます。コヤナギからの一言
コヤナギが初めて焼くエクアドルの豆!Typica Mejoradoという品種です。2023年の夏に、都内のコーヒー屋さんで1杯3,000円で飲み、とても綺麗でポテンシャルが高い豆だな~いつか焼いてみたいな~と思っていました!その時は自分の焙煎度合いよりも浅めの焙煎だったので、僕が焼くときは、もう少し甘さを出して焼きたいなと思いながら飲んだのを覚えています。
そして2024年にエクアドルのコーヒーのオファーをいただいて、即注文しました!
焼いてみると、ゲイシャを思わせる繊細なお花感、強い甘さと、とてもクリーンで長い余韻があり、大好きなコーヒーです!
理由はわからないですが、ハゼ後に急激にエネルギーを失うので、潜在的に生焼けになりやすい豆だと感じました。だからといって焙煎を間延びさせると複雑さが犠牲になるので、落としどころがなかなかに難しい豆でありました!