2024年のニュークロップ(新豆)!
Nyeri地区の南に位置するKaringa(カリンガ)ウォッシングステーションで精製された、AAスクリーンサイズのスペシャルティコーヒー。
周辺の4つの村にあり約500の小規模農家が集まり、豆を持ち寄っています。
ニュークロップらしく、香り、味の要素が豊かで、芳醇な印象です。
僕は、「いつもどおり」の中浅煎りの「中」あたりを狙って、酸を残しながら、甘さを最大限に引き出すポイントに落とし込んでいます。
黒みつやはちみつのような、トロっとした甘さと濃度感が出るように、注意深く焼いています!
一歩間違えると焼きすぎになってしまうので、温度と焙煎時間のバランスが最重要な、なかなかに気を遣う焙煎です。
Karinga AAは、カシスやアメリカンチェリーのフルーツ感や、わずかなリコリス(知っている人いますか)のようなスパイス感を感じられる、とっても奥行きがあるコーヒーだと思います。
口に入れた瞬間は、まず強い甘さ、黒みつやはちみつのような、あまーーい感じが広がります。
ケニアのコーヒーに良く感じられるカシスやチェリー感のあるフルーティーさが追いかけてきて、ちょっとルイボスティーのようなフィニッシュです。
苦みは全然ないと思います。
浅煎りコーヒーの酸味が苦手という方は多いと思いますが、僕が焙煎するケニアのコーヒーを飲んで印象が変わったとおっしゃる方は多いです。ぜひ試してほしいです!
食べ物との相性も抜群!プリンやケーキと合わせてもいいのですが、おすすめはサンドイッチです!なかでもカツサンドと合わせるのがすごくおすすめです。ソースの甘酸っぱさとこのコーヒーの相性は抜群なので、ぜひ試してみてください!
ケニア Karinga AA, SL28他, washed, フィルターロースト 105g~
インフォメーション
甘み ★★★★★ 酸味 ★★★☆☆ ボディ ★★★☆☆ フルーティ ★★★☆☆ フローラル ★☆☆☆☆ 生産国 ケニア
地 域 Kiambu county
農 園 Gitwe Farmers Co-operative Society ; Kimaruri, Kariungu, Gachuha and Mugalwa (Gitweコープに所属する、4つの村の500あまりの小規模農家)
品 種 SL-28, SL-34, Ruiru 11
標 高 1,840m
生産処理 ウォッシュ
テイスティングノート 黒みつ、アメリカンチェリー、カシス、ルイボスティー、力強い甘さ、フルーツ感
焙煎度 中浅煎りの中盤
推奨ブリューレシオ:1:15(10gのコーヒー粉を使う場合、150mlのお湯で抽出)
→濃度感を出して、強い甘さを引き出すためコヤナギからの一言
スペシャルティコーヒーのケニアといえば、酸が立ってキリっとして、ちょっとトマトっぽい感じともいえる浅煎り、またはダーク目に仕上げて重厚なボディを出すもの、の2タイプに分かれる気がしています。
実は、僕の焙煎は、どちらでもありません!
僕のケニアの焙煎度合いは、すごく独自で、あまりやっている人がいないと思います。というのも、通常の焙煎セオリーには当てはまらないからです。
僕は甘さが引き出されていて、酸と調和しているコーヒーが好きなので、この焙煎にたどり着いたときは、すごく嬉しかったです。
それ以来、ケニアの焙煎と言えば、「この」焙煎です。
僕が焼くケニアを買えば、いつでもこんな感じの、あまーーーい!優しい酸!食べ物と合うーー!という雰囲気だと思います。ケニアの浅煎りで酸が苦手になった方にはぜひ試してほしいケニアです!